fanctanの日記

60代猫との暮らし

昔人

幼少期から働くようになるまで、大正生

まれの祖母と一緒に暮らしていた。


祖母は数年前に老衰で100才で大往生し

た。


祖母が住む家の土間には戦争体験を物語

防空壕の跡があった。



物が無い時代を経験し

古くなって使え無いような物も、別の用

途に工夫して使いきっていた。



コロナウィルスの蔓延する今、

ふと祖母の暮らし方を思い出す。

そして、思春期に強烈に印象に残る出来

事が思い出される。



あれは、中学生ぐらいだったろうか・・・

祖母が用事をしながら、
「裏庭で洗濯物干してたら、隣の奥さん、先日亡くなってるのに、隣の庭からすぅ~って姿現して、『奥さん!あんたこんなところにいたらあかんよ!死んでるんやから!』って声かけたんよ。」

って、普通に話をしていたこと。


数日経って、

「何か思い残すことあるんか、まだ姿現してはるから、近所の人と話し合いして、お寺さんに来てもろた。成仏できるように拝んで貰って、もう出て来たらあかん、と空き家になってる家の扉という扉に『お札』貼って貰ったわ。もう向こうに逝けたんか姿見なくなったわ。」

と、夕飯の仕度しながら、普通に話をし

ていた。

祖母があまりに普通に話をするので、私

もその時は特に驚く事なく聞いていた

が、後からじわじわと印象に強く残る出

来事になった。




祖母は霊感が強いわけではなく


人の生死を愛情をもって受け止める


信仰心ある昔人だと思ふ今日この頃であ

る。




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「猫は霊感あるのよ~✴」




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「精霊はいるよん🌱」



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