保護猫の黒トラ子猫
「R 」が家族になるまで~
『保護先から正式譲渡されるまでの流れ~』
2018年6月にスーパーマーケットの掲示板で
子猫の写真が掲載された里親募集のチラシを見つける。
もう一匹欲しいと思っていたところ。
年齢的(60代♀)に保護団体からの譲渡は無理だと思っていたのだが、個人が出しているものと思い問い合わせした。
○動物愛護ボランティアグループの代表さんだった。
先住猫のアメショー「N 」(♀1才1ヶ月)がいて、2匹目に子猫が欲しいと申し出た。
一軒家で完全室内飼いの条件は良かったが、私の年齢に戸惑われた。
しかし家族にサポートできる若い年齢の者が同居していると知り承諾の運びになった。
保護先で「茶トラ♀」と「黒トラ♂」の子猫で迷うが、家族と相談し「黒トラ」を譲渡希望した。
「黒トラ」の子猫は、姉弟猫と一緒に公園に捨てられていたらしい。
まだ生後2か月経っていないと推定。
個体が小さく、7月に入ってからの感染症予防とワクチン接種してからのトライアル。
保護主さんからの環境確認の視察。
先住猫との相性などを見るトライアル期間を経て正式譲渡。
年が若い家族が飼い主になるというサポートで年齢問題はクリアした。
☆実際、犬派だった若い家族は犬のような性質の「黒トラ」子猫を非常に気に入り、本当に飼い主になった。
そして誓約書を提出し正式にうちの子になった。
トライアルが始まるまでの間に、受け入れ体制を整えた。
譲渡条件の1つでもある脱走防止用対策。
部屋の入り口と出窓2ヶ所に脱走防止ネットを設置。
脱走防止ネットは100円ショップで材料を揃えた。
突っ張りポール、ワイヤーパネル、結束バンドで簡単に製作。
猫が爪を引っ掻けて危なそうな出窓のレースカーテンを撤去して、外が眺められる目隠しシートを窓ガラスに貼った。
部屋の扉のワイヤーパネルは、ニトリの天井まで延びる突っ張りポールに固定した。
ケージはパート先の猫を飼っている人から譲り受けた。
「黒トラ」子猫の名前は「R 」になった。
「R 」は幸運を呼ぶと言われている鍵シッポ。
手足が長い。
毛並みがツヤツヤして触り心地がいい。
リラックスすると舌を出す。
柔らかい毛布や布にフミフミする。
延びてリラックスして長あ~くなる
犬のような性格。
「取ってこい遊び」が好き。
スーパーの袋を丸く結んだモノを投げると取ってくる。
投げて欲しいと持ってくる
また投げるとまた取ってくる。
ヒトが疲れるまでする。
遊んで欲しい時、背中に飛び乗ってきて、耳元で「ぐふっぐふっ」と喉を鳴らして頭をすりよせて甘えてくる。
降ろしてもすぐ「ダッ‼」と乗っかって来る。
「遊んで欲しい」アピール。
☆背中に乗って、爪を立てられた洋服に穴が空いて、夏はT シャツを何枚も処分した。
冬も着ている上衣も、ダウンのベストなども穴が開く。
いちいち買い換えるのはもったいないなと思っていたら、書店に売っていた「ダーニングセット」を見つけたので、ちょうど良いと購入した。
穴が空いたり引っかき傷のダメージをお洒落に繕うセット。
背中にも「R 」の引っ掻き傷が常にできる。
ヒトには猫のように毛が無いから痛いんですよという事は猫には解らない。
猫だから・・・。
顔を舐めにくる。
遊んで欲しい時、遊び足りない時、「うんにゃ~ん」と催促のハッキリ解る意思表示する。
私が疲れて寝落ちして遊びが中断してしまったら、起きるまで私の体に密着して添い寝する。(次の遊びに備えて待機)
私がパートに出かける際は「R 」はケージに入って貰っている。
放っておくと好奇心旺盛なので何かする。
何か。
激しく運動会をして物が散乱したり・・・物が壊れていたり。
何が起きるか予測できない。
「R 」は子猫の時から私が外出時にはケージに入れるので、そういうものだと思っているようだ。
だけど、
できればケージには入りたくない
「R 」。
出かける気配を察知すると、部屋に設置している高いキャットステップに逃げる。
椅子に乗った私に抱っこされ観念。
体の力を抜いてダラ~ンとする。
頭をナデナデした後に抵抗すること無くケージに入る。
「いい子だ。」
性格がいい。
甘えん坊。
従順。
唯一無二の存在。
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